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今度は小説。かな?

こんばんは。
本来ならば、初音ミクについて何か語ってみるつもりだったけど、あいにく今日は時間空いてなくて、それでまだはじめたばかりの小説を公開いたします。

お許しをーーーーーーーーーーーーー代官さまたち~~~~~~~~~~~~~


※      ※      ※

秋。
また秋が来た。
冬の匂いを帯びた今年の秋は、やや遅かった。
坂をのぼり、すべてを包み込むような優しく涼しい風に当たって、オレは空を仰いだ。
いいお天気だ。
僕は秋が好きだ。別にそんなに理由はあるわけじゃない。ただ、オレは十月生まれだから秋が好き、ほかの誰に対してもいつもそう答えていた。
「しかし眠い...」
もちろん殺風景なセリフも惜しくないけど。

もうすぐ冬になる。秋という季節はいつもそうだ。
極上のノスタルジアに満ちて、且つロマンティックドラマチック極まりないというオレイズムで気持ちいいけど、やはりあっという間にこのすべてが冬の到来と共に消えるのは何よりも勿体無い。傾斜している地軸が憎い、かといって今地軸変動したらとんでもないことになると思う。いや事実か。

17歳で高校三年生。今日も遅刻予定。

※    ※    ※

「あのっ」
ちょうどあと少しで校門に着く途端、聞き知らぬ一人の女の子に話しかけられた。
「この町、好きですか?」
僕は振り向いて相手を確認する。
清楚な顔立ち、透き通るような瞳でまっすぐこっちを見つめていて、控えめな少女だった。サラサラとした黒真珠色の長髪は風に撫でられてすごく綺麗で、全体のイメージから言うと小柄なスタイルで、世間離れているような印象を当事者の意思と関係なく与えている。
制服を着てるから見ると、ウチの生徒かな?
しかしどこか変だ。どこが変なのかはよくわからないけど、ただそんな気がした。
「あ?なんだぁ?」
マズイ...ついいつもの口調が出た。
自慢じゃないけど、こう見えても一応は不良だ。授業サボるし、ケンカするし、おまけに先生の親切な眼差しを無視して授業中駆け出したりする。が、決してそうしたいわけではなく、ただ、何かから逃げようとしていたんだ。
「っ...」
ほら見ろ、やはり怯えてるじゃないか。それでも彼女は大声で叫んだり、いきなり逃げ出したりすることなく、恐れ恐れ聞きなおしてきた。
「こ、この町は、好きですか?」
今度こそ口調を注意しつづ、答えをあげた。
「まぁ...オレにも良く分からんけど。」
そんな返事だった。
しかし彼女はどうやら返答をもらっただけでも満足のように、
「そうですか。」
と、微笑んで安堵なため息を付いてうなずいた。
やっぱり変じゃないか。
「あの、しつこいんかも知れませんけど、」
「ん?」
「これからは、好きになれるのでしょうか?」
それだけ言って、返事を求める様子はなく、彼女は空を見上げた。
秋の空だ。
さっきのは多分オレに聞いてるわけじゃなく、彼女自分自分に対しての質問なのだろう。
「多分ならない。」
それでもオレはお構いなく、自分の答えをはっきりと言った。
「?」
「ほら行くぞ!ウチの生徒だろ?もう大幅遅刻になってんだ。オレは構わないけどおまえの方はさすがにヤバイだろ?」
「はっ!」
「なにやってたんだおまえは」
「すみませんすみません!!」
「いや、オレに謝ってもなぁ」

秋は好きだ。
特にこの町の秋が大好きだ。
けどこの町自体は好きじゃない。
どちらと言うと田舎だし、物に足りてないし、夜9時に回ったら明かり一つもない。若者なら、だれでも都会に憧れてるんだろう。だからいつも考えてる。いつか絶対この町から抜け出そうっと。

高い、高い、秋の空。
長い、長い、坂道。
まだ子供に過ぎないオレたちは、暖かい日差しを受けて、歩き始めた。

※                ※                ※

第一話              銀河鉄道の夜

「んで、第二次世界大戦終結後、アメリカとソ連は世界を二つの集団に分け、そして今度は第二次世界大戦から積んだ技術力と膨大な利益を二分し、お互いを敵同士と認識し、第三次世界大戦になりかねぬ冷戦を始めた...」
歴史のジジィの声をBGMにし、オレはただ適当に黒板を眺めていた。いつからこのようになったのかは正直自分もよくわからない。気づいたらいつの間にかこんな不良になっただけだ。それに歴史にはあんまり興味はないから、真面目に聞く気にもならないというわけだ。
この学校は昔からとても有名だと聞いているけど、婆さんとかが言うとなんか何十年前にどっかのお偉いさんがこの町に来て(こんな田舎に来て何するつもりだったのかは知らない)、地方教育に心配をかけ、偉い人たちが集まるところに一旦帰ってきたらこの学校を建てた。こんな話だけじゃたぶん有名にはならないが、そのお偉いさんは学校の工事現場にいたとき、事故が起きて彼は大けがを負い、病院に運ぶ途中で息を絶えたそうだ。
そして彼が死ぬ前に言った言葉は「工事を遅らせてはダメだ!」って。
たいしたヤツだ。
死んだらなにもかもが意味なくなるだろうに、せめて命だけを大事にして、それならオレも生きてる人間に対して敬意を表すことができただろうな。
「おいおい、あれ、新入の一年生?」
「ん?どれどれ?」
「うぉっ!すっげぇかわいいじゃん!」
「え、マジで?」
「あの子、どのクラスだろうなぁ~おい長井、あとでナンパしに行くか」
コソコソコソコソ。
教室の中の野次馬どもは一瞬で湧き上がった。どうやらうちの女子陣にもウケけていて、黄色い声はあちこち聞こえてくる。
「おまえら静かにせい!」
ジジィは怒ったようだが、一向相手にされない。そしてオレも好奇心に促されて思わずそとに振り向いた。
あいつだ。どいつかは聞かないでくれ。
なんかオロオロしてるみたいだけど、何か変なものでも食って頭をやられたか?そもそも変なヤツだ、変な奴が変なものを食うのも不思議じゃないな。
「授業に集中しろ!おまえら何しに来た!」
ジジィはマジでキレたようだ。
まぁ、変な人は放っといて、授業の続き続き...
「芹澤!」
なぜかジジィのご指名のようだ。これはつまり視線を黒板戻した途端にジジィと目が合ったからだ。
「なんなんだその目は!」
「先生、これ生まれ付きなんですけど...」嘘じゃない。よく言われる。
「男なのに言い訳すんじゃない!」
融通の利かない爺さんだわ。仕方なく立ち上がり、自主的に罰を受けようとする意思表明だが、しかし立った瞬間に相手を間違えたと思い出した。
「芹澤おまえ調子に乗りやがって...」
落ち着け爺さん、体によくないぞ。
しかしなんだ、レアなことかアンラッキーなことか、ちょうどそのとき視線をジジィから逸れるつもりだったがあいつと目が合った。
「あ!お、お~~い」
無神経すぎるぞおまえは。
「...」
とは言うけど、まだお互い名前知らないから、どう呼べばいいのか分からなくて迷っただろう。その様子を見てオレは不意に笑みを含み始めた。
「なに?その態度は!芹澤!指導室に来い!」
しまった。
が、その小さい頭を傾くのも数秒のこと、それに続いたのは爆弾発言。
「お~~い。そこの変なひとぉ~」
変なのはおまえだっつうの!
けど彼女の第一声によってオレはクラス中からたくさんの異様の目線を浴びることになってしまった。
どうやら説明に行く必要はあるようだ。
「な、なんだ、教師に暴力を振るうつもりか、た、退学になるぞ!」
「あんたじゃねぇよ。」
オレはカバンを持ち上がって、そのまま一言を残し、教室を後にした。
「あれ、まさか芹澤の女?もったいねぇー」
「えぇぇ!あんなクズに?」
「しっ!聞かれてしまうぞ!」
すでに聞こえたんだよ。おまえら後でお説教だ。

※          ※          ※

「誰が変な人だ!変な人に変だといわれたくない!」
ポコっとその頭を叩いた。
「えぅ...ごめんなさい。」
「芹澤だ。」
「え?」
「芹澤真琴。好きなように呼べばいい。」
「じゃ、真琴さんでよろしいですか?」
「...まぁいい。」
どうもどこか変だ。こういう呼ばれ方はあんまりないせいかも知れないけど。
「神崎綾華です。」
「あやか?」
「はい、漢字で綾とはなの華です」
「そう、わかった。」
「はい。」
「ちなみにオレは変な人じゃない、二度と呼んだらまた叩くぞ。」
「はい、ごめんなさい。」
よしよし、いい子だ――あとすこしで言い出そうになったけど、なんとか呑み込んだ。ちょっとからかってみたくはあるが、無粋なマネはやめとこう。
「とりあえず行くぞ」
「えっ、ど、どこなんですか?」
本人の意思をお構いなしに連れていく、いかないなら抱き上げても連れて行く。これで多分正真正銘の変な人になるかも知れないが、こんなところで野次馬どもの視線を浴びるのはもっと御免だ。
「とりあえずここじゃない。」
彼女は少し困惑な表情を見せてはいるが、それも段々消えてなくなり、どちらかというと温順な子犬みたいにしっぽを振って自主的についてきている。いやしっぽはなしか。

第一話to be continued

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一日30時間で願いたい。
多分コイツは何も考えていない。
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